みなさん、こんにちは。いもむし・むいむいです。今回は私がイギリスの隠れた名品と考える、エルダーフラワーコーディアルをおすすめします。
エルダーフラワーとは
エルダーフラワーはセイヨウニワトコという植物の花で、5月から6月にかけて写真のような白い花を咲かせます*1。セイヨウニワトコ自体は北アフリカ、ヨーロッパ、西アジアで見られます*2。
ニワトコといえば、イギリスを舞台にした有名な某魔法の物語を連想される方もいらっしゃるかもしれませんね。
そしてこのエルダーフラワー、イギリスではシャンパン、ないしは次に述べるコーディアルによく使われるようです。
エルダーフラワーコーディアルとは
そもそもコーディアル(Cordial)とは、水や炭酸水で割って飲むための濃縮ジュースやシロップを指します。
※Cambridge Dictionaryによると、上の説明はイギリス英語としてのCordialの意味です。アメリカ英語だとCordialは食後酒を指すようですが、今回は濃縮ジュース・シロップとして話を進めます。
エルダーフラワーコーディアル(Elderflower Cordial)は、エルダーフラワーをシロップに漬けたもので、水や炭酸で割って飲みます。
どんな味?
嫌な草っぽさはなく、ほんのりハーブっぽい香りが鼻を抜けます。味はほんのり酸味があり、スポーツドリンクに近いさっぱりした味で、ごくごく飲める感じです。
水で割っても無糖の炭酸水で割ってもいいのですが、全体的にさっぱりした味ですので、炭酸水で割る方がさっぱりしておすすめです。
どこで飲める?
イギリスのレストランで取り扱われていることがあります。私が初めてエルダーフラワードリンクを飲んだのはレストランで注文したときでした。
その時はコーディアルの形ではなく、コーディアルを炭酸で割ったもの(コーディアルがカルピスの原液だとすると、こちらはカルピスソーダにあたります)が出てきました。
また、ロンドン・ヒースロー空港のターミナル3にあるブリティッシュ・エアウェイズのラウンジにもエルダーフラワーコーディアルが置かれていました。
グラスにエルダーフラワーコーディアルを入れ、両端のウォーターディスペンサーで水を入れて薄める形です。お好みで中央のお皿からレモンやライムを入れられるようになっています。
どこで買える?
このエルダーフラワーコーディアル、お土産にすることもできます!
他にもメーカーがあるかと思うのですが、私はSainsbury’sでこちらの商品を購入しました。このブランドはシロップにコッツウォルズの水が使われており、人工甘味料・着色料は使われていません。メーカー公式サイトによると、Sainsbury’sだけでなくTesco, Weitroseなどイギリスの主要なスーパーマーケットで広く取り扱われているようです。(取り扱いのない店舗もあるかもしれません)
500mL入りで、エルダーフラワーと水(炭酸水)を1:15の割合で薄めて飲むように書かれていますが、私は味見をしながら適当な割合で薄めています。
開封後は冷蔵で1か月間保存可能です。
ガラス瓶なので、お土産として持って帰る際は、水漏れしないよう袋に入れ、服など柔らかいもので包んだうえで、スーツケースの中(できれば車輪に近い中央付近)で柔らかいもので囲んで動かないようにして持って帰りました。梱包方法はこちらのブログが参考になります。(※ブログ主からの許可を得てリンクを掲載しています)
コーディアルの瓶は重すぎるという方は、コーディアルを炭酸で割ったものがおすすめです。そちらは缶やコーディアルより小ぶりな瓶なので、お土産として持って帰りやすいと思います。
私は見つけられなかったのですが、現地に住んでいる方によると、イギリスのスーパーマーケットで売っているとのことでした。
最後に
今回はイギリスの隠れた名品、エルダーフラワーコーディアルを紹介しました。現地で飲むことはもちろん、スーパーマーケットでも買えますので、お土産としてもぴったりです。
最後までお読みいただきありがとうございました。むいむい~
参考文献
*1 Graham Titchmarsh, 2024, “Sambucus”, Royal Horticultural Society, (Retrieved June 28, 2024, https://www.rhs.org.uk/plants/sambucus)
*2 小池佑果、高松 智、磯田 進, 2024, “ニワトコ”, 公益社団法人 日本薬学会, (2024年6月28日取得,https://www.pharm.or.jp/flowers/post_27.html)
コメント