みなさん、こんにちは。いもむし・むいむいです。
今回はスペイン バルセロナ国際空港で免税を受ける方法についてご紹介します。
ヨーロッパの税金と免税手続き
日本の消費税と同じような感じで、EU加盟国で売られているものには付加価値税(VAT)という税金が付与されています。
国によって税率は異なりますが、20~25%の国が多いです。
日本人からすると考えられないくらい高い税率ですが、購入してから90日以内にEUから持ち出すものに対しては付加価値税の免除を受けることができます。

むいむい
付加価値税の免除を受けられるのは、個人用に購入したものだけです。業務用に買い付けたものは対象外です。
また、現地で消費してしまうものに対しては、付加価値税の免除は受けられませんので、ご注意ください。
普通に買い物した後に、税金の払い戻しの手続きを踏む必要がありますので、今回は買い物から税金払い戻しまでの流れをご説明します。
買い物してから税金払い戻しまでの流れ
商品を購入した店で税金払い戻しの書類を発行してもらう
商品を購入した店で税金払い戻しの書類を発行してもらいます。
買い物の時にやるべきことは以下の2点です。
- パスポートを持って行く
- 商品を購入した店で税金払い戻しの書類を発行してもらうときに、パスポートの提示が必要です。
- レジで会計するときに、「Tax refund, please」とお願いする
- レジで税金払い戻しの書類を発行してもらいます。

むいむい
税金払い戻しの書類は買い物した当日しか発行できません。
買い物の時にパスポートを持って行くのと、レジで税金払い戻しの書類を発行してもらうのを伝えるのを忘れないようにしてください。
税金払い戻しの書類は、お土産屋さん以外にもチェーンの洋服店などでも発行してもらえます。
日本に持って帰るものを買う際は、買い物するたびに税金払い戻しの書類の発行をお願いするとよいでしょう。
また、税金払い戻しを受ける商品は未使用品である必要があります。
税金の払い戻し手続きが終わるまで、商品のタグを切ったり、商品を使用したりしないよう注意してください。
空港で免税申請書の認証をする
バルセロナ国際空港に着いたら、チェックインする前に免税申請書の認証をします。
窓口が混みあうことがありますので、早めに空港に到着することをおすすめします。
免税申請書の認証に必要なものは以下の通りです。
- パスポート
- eチケットお客様控え
- 税金払い戻しの書類
- 商品を購入した店で発行してもらう書類です。
- 事前に「Home address」「Email」「Mobile phone」と「REFUND METHOD」の欄を埋めておくとスムーズです。
- 免税を受けたい商品
- 未使用の状態で持って行きます。
まず、写真赤丸の場所(325番カウンターの近く)に行き、自動認証マシンで手続きを進めます。

自動認証マシンは日本語にも対応しています。

税金払い戻しの書類に書かれているバーコードを機械の赤丸の部分にスキャンし、画面の指示に従って手続きを進めます。


緑色のチェックマークと「免税申請書(DIVA)が認証されました」というメッセージが出たら、免税申請書の認証は完了です。特に紙などは出てきませんので、そのまま税金の払い戻しに進みます。

赤色のチェックマークが出た場合は、電子手続きがうまくできていませんので、有人カウンターに行く必要があります。
有人カウンターは自動認証マシンがある場所のすぐ右側にあり、「VAT office」と書かれています。

有人カウンターで、パスポート、eチケットお客様控え、税金払い戻しの書類、免税を受けたい商品を提示して手続きを進めます。
税金の払い戻しを受ける
有人カウンターの右隣にある「TAX FREE REFUNDS」と書かれたカウンターで税金の払い戻しを受けます。
制限区域に入ってすぐの所にも「TAX FREE REFUNDS」のカウンターがありますので、そちらで税金の払い戻しを受けても問題ありません。
いずれにしても、カウンターで税金払い戻しの書類を提示すればOKです。

現金で買い物した場合は、その場で現金で払い戻しを受けます。
クレジットカードで買い物した場合は、後日使用したクレジットカードに払い戻しを受けます。
私はクレジットカードで買い物しましたが、税金払い戻しの手続きをした翌日にはクレジットカードに税金分の金額が返金されていました。
どの国で税金払い戻しの手続きをするかに注意
第3国を経由して目的地に行く場合もしくは複数の国を周遊する場合は、免税申請書の認証と税金払い戻しの手続きをするタイミングに注意が必要です。
免税申請書の認証と税金払い戻しの手続きは、EU圏内の国を出国するタイミング(乗り継ぎで使う国は含まない)で実施します。
具体例を2つご紹介しますので、ご参考にしてください。
日本→ドイツ→スペイン→ドイツで乗り継ぎ→日本の場合
ドイツとスペインがEU加盟国です。
この場合、乗り継ぎ先のドイツがEU圏最後の国なのですが、乗り継ぎ時間は短いことが多いですので、スペインを出国するときに税金払い戻しの手続きをするのが良いです。
ですので、スペインでまとめて免税申請書の認証と税金払い戻しの手続きをします。
ドイツで購入した商品についても、スペインでまとめて税金払い戻しの手続きをします。
日本→イギリス→スペイン→イギリスで乗り継ぎ→日本の場合
イギリスはEUから脱退しましたので、この旅程だとスペインだけがEU加盟国になります。
ですので、スペインを出国するときに税金払い戻しの手続きを受けます。
最後に
ここまで、スペイン バルセロナ国際空港で免税を受ける方法をご紹介しました。
物価高の中でもヨーロッパでお得に買い物できる技ですので、是非活用してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。むいむい~
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