みなさん、こんにちは。いもむし・むいむいです。今回はウズベキスタンの定番お土産 サフランの偽物の見分け方についてご紹介します。
ウズベキスタンの定番お土産:サフラン
ウズベキスタンと言えばシルクロードのオアシス。シルクロードを通って織物、香辛料、金銀など多くのものが世界の東西を行き交いました。
今でもウズベキスタンの市場に行くと、数々のドライフルーツ、ナッツ、スパイスが並んでおり、目を奪われます。
特にサフランは日本では高級品ですが、ウズベキスタンでは安価に買えることもあって人気のお土産の1つかに挙げられるでしょう。
しかし、市場で売られているサフランの中には偽物も紛れ込んでいますので注意が必要です。
実際にウズベキスタンの市場でサフランを買ってみた
今回、ウズベキスタンはサマルカンドの市場でこちらの2種類のサフランを購入しました。
左側のサフランは少し黄色っぽく、ロシア語で「ウズベキスタン産サフラン」と書かれています。(以下、黄色い”サフラン”)
右側のサフランは赤色で、ロシア語で「イラン産サフラン」と書かれています。(以下、赤い”サフラン”)
黄色い”サフラン”が50000ウズベキスタン・スム、赤い”サフラン”が70000ウズベキスタン・スムでしたが、2つ併せて100000ウズベキスタン・スムに値引きしてくれました。
値段だけ見ると、2つ合わせて日本円で1200円程度ですので、かなりお買い得です。
水につけてみた
サフランの色を出すためには、水かぬるま湯に20分以上つける必要があるとのことで、それぞれのサフランを少量水につけてみました。
黄色い”サフラン”
水につけてしばらくすると黄色っぽい色が出てきました。
ただ、“サフラン”の形に違和感があります。本物のサフランは1本1本が細長いのですが、こちらは小さな花のような形です。
30分くらいつけると水全体がやや黄色っぽくなってきましたが、水につけたサフランの量が少ないことを加味しても色の出方がかなり薄いです。
赤い”サフラン”
水につけるとすぐに赤い色が出てきました。
サフランは黄色い色が出てくるはずですので、何かがおかしいです。おそらく赤い色素で着色されているものと思われます。この後、待てど暮らせど黄色い色は出てきませんでした。
よく見ると“サフラン”の形も、黄色いサフランと同様、小さな花のような形をしています。
考察
サフランは赤い色が濃ければ濃いほどランクが高く、ランクが下がるほど黄色みが強くなります。ですので、赤色に着色することで、黄色いサフランより高値で売られていたものと思われます。
また、いずれの”サフラン”も、サフランではなくベニバナという別の種類の植物と思われます。
ベニバナ自体は漢方にも使われており、食べても問題ないものなのですが、サフラン特有の香りはありません。
スパイスのサフランは、サフランの花のめしべなのですが、1つの花から2,3本しか取れず希少なものです。ですので、サフランはどの国に行こうが高級品と思った方がよさそうです。
最後に
ここまで、ウズベキスタンの市場で売られている偽物のサフランの見分け方についてご紹介しました。
市場でサフランを購入される際は、以下のポイントに気を付けて選んでみてください。
- サフランの形が細長く、小さい花のような形でないか
- やたらと安価ではないか
- (可能なら)袋越しにサフランの香りを感じるかどうか
また、ベニバナ自体は食べても問題ありませんが、どのような着色料が使われているかが分かりませんので、着色されているものについては、食べないことをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。むいむい~
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