みなさん、こんにちは。いもむし・むいむいです。
今回はトルクメニスタンの料理(トルクメン料理)について、伝統的な料理から最近生まれた料理までご紹介します。
トルクメニスタンを旅行される際にぜひ参考にしてみてください。
肉
トルクメニスタンは西部以外は海に面していませんので、肉がよく食べられます。
トルクメニスタンはイスラム教の国ですので豚肉は食べませんが、その代わり鶏肉、牛肉、羊肉がよく食べられています。
トルクメニスタンを旅行したときは、肉料理はもちろんのこと、鶏肉、牛肉、羊肉を焼いただけのもの(いわゆる焼肉)を食べる機会もありました。
地獄の門のあるタシャウズに行かれる方は、バーベキューで色々な種類の肉の食べ比べができる機会があるかと思います。
何の肉が美味しい?
一番食べやすいのは鶏肉で、日本の鶏肉とほとんど同じ味でした。
次に食べやすいのが牛肉でした。日本の牛肉より獣臭い感じがしましたが、焼きたてだと比較的食べやすかったです。また、高級な部位はさらに食べやすかったです。
羊肉は牛肉より獣臭さが強めでしたので、上級者向けな印象でした。
可能であれば、最初は鶏肉から始めて、徐々に牛肉、羊肉にチャレンジしていくのがおすすめです。
同じ肉の種類でも、塊肉よりは薄切り肉・ミンチ肉の方が臭みを感じにくい印象でした。
パロウ(Palow)
パロウ(Palow)は日本で言うところのピラフのような米料理で、中央アジアでおなじみのプロフによく似ています。
作り方もプロフとよく似ていて、大きな鍋で数十人分をまとめて作ります。

具材は米、肉、ニンジン、玉ねぎ、にんにくで、肉は鶏肉、牛肉、羊肉いずれも使います。私は鶏肉のパロウを食べました。

私が食べたパロウはやや塩辛かったですが、日本人として異国の地で米料理を食べるとホッとします。
トルクメン料理の中では比較的食べやすい印象でしたので、是非食べていただきたい一品です。
フィッチ(Fitçi)
フィッチ(Fitçi)は肉、玉ねぎ、唐辛子をパイ生地で包んで焼いた料理です。
肉は羊肉がよく使われるようですが、私は牛肉のフィッチを食べました。
パイの中に肉汁がいっぱい入っていますので、パイの上側を開けて肉汁をある程度飲んでから、具材とパイ生地を食べます。

フィッチの食べ方は、こちらのYoutubeの3分30秒~5分16秒をご参照ください。
直径15 cmくらいと量が多めでしたので、女性であれば1つのフィッチを2人で分けて食べるくらいでちょうど良いかもしれません。
牛肉の中でも高級な部位を使っていることと、できたてアツアツでしたので、美味しくいただけました。こちらもトルクメニスタンに行ったら食べていただきたい一品です
ピーテル・ケバブ(Petir kebap)
ピーテル・ケバブ(Petir kebap)は、薄切り肉もしくはミンチ肉を薄い生地に乗せて巻いた料理です。肉は牛肉か羊肉が使われているようです。
伝統的な料理というよりは、比較的最近生まれた料理とのことでした。

ずっしり重くボリューミーですので、女性であれば2人で分けて食べるくらいでちょうど良いかもしれません。
肉の臭みは気にならず、美味しくいただけました。こちらもトルクメニスタンでぜひ食べていただきたい一品です。
サモサ(Somsa)
サモサ(Somsa)は、肉が入った揚げパンで、ストリートフードに近い立ち位置の料理です。
形状は色々あるようですが、トルクメニスタンだけでなく、ウズベキスタンなど中央アジアの各国にある料理ですので、ご存じの方もいるかもしれません。

私は小さな商店に置かれていたサモサを食べました。皮が薄めで肉がたっぷり入っていました。たまたま揚げたてホカホカのサモサを食べられたというのもあり、とても美味しかったです。
こちらもトルクメン料理の中では食べやすかったので、小腹が空いたらぜひ食べてみていただきたいです。
ドグラマ(Dograma)
ドグラマ(Dograma)は、羊肉と細かくちぎったパンが入ったスープで、トルクメニスタンの伝統的な料理です。

やや脂っこい上に、パンがスープを吸うので、スープと言えども結構ボリューミーな料理でした。
羊肉特有の獣臭さもありますので、やや上級者向けな印象を受けました。
トルクメン料理に慣れてきたら、是非試してみてください。
メロンとスイカ
トルクメニスタンではメロンとスイカが広く栽培されており、トルクメニスタンから輸出される農産物の大部分はメロンとスイカというほどです。
トルクメニスタンには8月の第2週の日曜日に「メロンの日」という祝日まであります。
実際、夏から秋のはじめごろにトルクメニスタンに行くと、メロンとスイカを食べる機会が多くあり、路上でメロンとスイカが売られているところもよく見かけました。
メロン・スイカを売っている方に頼めば切ってくれますので、その場で食べることもできます。

メロンは、日本のメロンより細長く、シャリシャリした食感ですが、十分甘くて美味しかったです。
スイカは日本で食べるスイカと同じような味と食感で、美味しかったです。
トルコ料理
トルクメニスタンとトルコは共通する歴史、言語、文化を持つようで、私がトルクメニスタンを旅行していた時も、トルコ料理を食べる機会が何回かありました。
私がトルクメニスタンで食べたトルコ料理の中で、美味しかったものをいくつかご紹介します。
シミット(Simit)
シミット(Simit)はゴマが付いたパンで、市場のパン屋などで売られていました。

とてもシンプルな味わいですが、ゴマの香ばしさでパクパク食べられました。
トルクメン料理の脂っこさに疲れていても食べやすい一品ですのでおすすめです。
ピデ(Pide)
ピデ(Pide)はトルコ風のピザとも言われていて、トルコ料理の代表格の1つです。
上に載せる具は色々種類があるのですが、私は牛肉のミンチとチーズが乗ったピデを食べました。

牛肉の中でも高級な部位を使っていることと、できたてアツアツでしたので、美味しくいただけました。
メルジメッキ チョルバス(Merjimek çorbasy)
メルジメッキ チョルバス(Merjimek çorbasy)はレンズ豆のスープです。
アシハバードにあるショッピングモールのフードコートで食べました。

私が食べたメルジメッキ チョルバスは唐辛子が入っているのか少し辛く、あっさりしていて食べやすかったです。お好みで付け合わせのレモンを絞っても美味しかったです。
ちなみに、メルジメッキ チョルバスの付け合わせとして、トルクメニスタンのパン チョレック(Çörek)が出てきました。
これ以外でも、トルクメニスタン旅行中は料理と一緒にチョレックが一緒に提供されることが度々ありました。
チョレック自体に味はなく、日本で言う米のような立ち位置の食べ物でした。
最後に
ここまで、トルクメン料理について、メジャーな料理から最近生まれた料理までご紹介しました。
全体的にトルクメン料理は脂っこいものが多い印象でしたので、メロンやスイカなどさっぱりしたものを間に挟みながら料理を楽しむのが良いかと思います。
もし、トルクメニスタンを旅行中に脂っこい料理に疲れてきたら、ガイドにヘルシーなものが食べたいとリクエストしてみるのも良いでしょう。
旅行するうえで情報が多くないトルクメニスタンについて、他にも参考になる記事を書いています。
トルクメニスタンの記事一覧もぜひご参照ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。むいむい~
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